天狗の詫状

じゅりん

2008年02月27日 10:02

これ、天狗の書いた文字だそうです~!
「天狗の詫び状文」といって、伊東の佛現寺の寺宝なんですって。

江戸時代のお話。
伊東と中伊豆冷川を往来する柏峠には度々天狗が現れて、悪さをしては旅人を困らせていたそうです。
そこで、高僧・日安上人は天狗を調伏すべく峠へ赴き、天狗の住処である巨大な老松の下で祈祷を執り行いました。
七日七晩の祈祷の末、ついに姿を現した天狗。日安上人はその天狗の鼻をむんずと掴んでへし折ったのだそうです。
慌てて天狗は松の上に逃げ帰りました。
天狗を捕まえそこねた上人が その松を切り倒そうとしたとき、松の梢からひらりひらりと巻物が落ちてきました。
日安上人は これを「天狗の詫び状」として寺に持ち帰り 大切にしました。
それ以来、柏峠では天狗のいたずらに遭う者はいなくなりました。とさ♪


この寺宝「天狗の詫び状」は普段は一般公開されていないそうですが、
先日、おもいッきりイイテレビの「美肌泉隊SPAレンジャー」で取り上げられていました。
放送を見たばかりのところへ、偶然にも「天狗詫状羊羹」(!!)を頂いてしまいました♪

上の写真は、巻物に見立てた円柱型の羊羹のパッケージ裏面をパシャしたもの。
天狗が書いたとされる文字は判読不能・・。実際には何が書いてあるのか解らないけれど・・・うぅ~ん ロマンだなぁ~


←さりげなく にゃんこも写してみたら・・
何か・・コワイよぅぅ

天狗詫状 練羊羹
製造:玉屋さん ( 伊東市和田 )

佛現寺 ( 伊東市物見ケ丘2-30 )
日蓮上人の縁の深いお寺です。

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