老猫看病そして思いつくままに

じゅりん

2010年06月19日 17:38

夜、ご飯を食べに自宅に帰り
洗濯や明日のお弁当、家事を済ませて
深夜の1~2時頃、実家へと向かう。

真夜中のR136。前を行く車も すれ違う車も数える程。
寝静まった世界は いいね。
大気中に静かに満ちている夜の氣は 明日への回復の特効薬。


実家の和室一室を貸し切り闘病中の老猫。
歳のせいか ? 腎臓のせいか ? おねしょをするので
床一面にペットシーツを敷き詰めた。

豆電球の薄明かりの下
オジイ猫の静かな呼吸を確認して ほっと胸をなでる。


そんな生活を二週間続けました。



猫の噛み傷は毒を注射されるようなもの・・なのだそうで
癒えてゆく表面の皮膚のその下で
毒はじわじわと細胞や肉を腐らせ溶かす。
食欲もなく寝返りすら億劫なほどに体力を奪い
膿でパンパンに腫れた患部は熱を持ち、苦い臭いを放つ。

週2~3回、動物病院へ連れてゆき
傷の手当と輸液点滴をしてもらった。

先生が傷口を押えると、血の混じった膿がとろりと溢れ
更に強く搾ると、壊死した筋肉がチーズのような塊になって
ぐずぐずと大量に出てきた。

抗生物質もなかなか効かず
腎臓にも更に負担をかけているようで
毎日だるそうに だらりと体を横たえて眠ってばかりのオジイ猫。


治る。治る。元気になる。
大好きだよ。大丈夫だよ。

レイキを当てようとすると ピクリと反応しムズムズと嫌がるから
私にできることは
そう言って 骨の当たる体を そっとさするだけ。


祈りも・・願いも・・言葉も・・
この体や魂を縛り、苦しみを長引かせることになるのでは・・と
不安に陥った。


こんな時、自分にとって”何”が必要なのか
本当に欲しいものは”何”か・・痛感するね。  不謹慎だけれど。


左手首を・・ぎゅっと握り締めて
不動明王に ご加護を乞う。


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みなさんの応援のおかげ様で
老猫は徐々に元気を取り戻しつつあります。

食欲も出てきたし、首を上げている時間も増えてきました。

ご心配頂き 本当に本当に ありがとうございます。


ケガが治っても
老猫なので なかなか気を抜けませんが
最期には「いい猫生だった」と思ってもらえるよう
オジイ猫の快適な生活をお手伝いしたいと思います。

これからも オジイ猫に
応援 どうぞ お願いいたします。

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