老猫看病そして思いつくままに
夜、ご飯を食べに自宅に帰り
洗濯や明日のお弁当、家事を済ませて
深夜の1~2時頃、実家へと向かう。
真夜中のR136。前を行く車も すれ違う車も数える程。
寝静まった世界は いいね。
大気中に静かに満ちている夜の氣は 明日への回復の特効薬。
実家の和室一室を貸し切り闘病中の老猫。
歳のせいか ? 腎臓のせいか ? おねしょをするので
床一面にペットシーツを敷き詰めた。
豆電球の薄明かりの下
オジイ猫の静かな呼吸を確認して ほっと胸をなでる。
そんな生活を二週間続けました。
猫の噛み傷は毒を注射されるようなもの・・なのだそうで
癒えてゆく表面の皮膚のその下で
毒はじわじわと細胞や肉を腐らせ溶かす。
食欲もなく寝返りすら億劫なほどに体力を奪い
膿でパンパンに腫れた患部は熱を持ち、苦い臭いを放つ。
週2~3回、動物病院へ連れてゆき
傷の手当と輸液点滴をしてもらった。
先生が傷口を押えると、血の混じった膿がとろりと溢れ
更に強く搾ると、壊死した筋肉がチーズのような塊になって
ぐずぐずと大量に出てきた。
抗生物質もなかなか効かず
腎臓にも更に負担をかけているようで
毎日だるそうに だらりと体を横たえて眠ってばかりのオジイ猫。
治る。治る。元気になる。
大好きだよ。大丈夫だよ。
レイキを当てようとすると ピクリと反応しムズムズと嫌がるから
私にできることは
そう言って 骨の当たる体を そっとさするだけ。
祈りも・・願いも・・言葉も・・
この体や魂を縛り、苦しみを長引かせることになるのでは・・と
不安に陥った。
こんな時、自分にとって”何”が必要なのか
本当に欲しいものは”何”か・・痛感するね。 不謹慎だけれど。
左手首を・・ぎゅっと握り締めて
不動明王に ご加護を乞う。
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みなさんの応援のおかげ様で
老猫は徐々に元気を取り戻しつつあります。
食欲も出てきたし、首を上げている時間も増えてきました。
ご心配頂き 本当に本当に ありがとうございます。
ケガが治っても
老猫なので なかなか気を抜けませんが
最期には「いい猫生だった」と思ってもらえるよう
オジイ猫の快適な生活をお手伝いしたいと思います。
これからも オジイ猫に
応援 どうぞ お願いいたします。
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