萌えいずる日々 › FrankincenseAmber+α › 遠慮深いトンボと配慮の足りない私の話
2007年07月19日
遠慮深いトンボと配慮の足りない私の話
今日はなんとなく肌寒くって秋口みたい。。
ふと、実家を新築した頃の出来事を思い出しました。
新居に住みだしたのは8月の終り頃で
たくさんのトンボが秋の風のなかを泳いでいるようでした。
何の拍子か私の部屋に舞い込んできた 1匹のトンボ。
天井に程近い壁に止まったまま・・
そしてトンボは私の部屋の住人になりました。
朝目が覚めると まずトンボが目に入り、
帰宅してドアを開けると、一番にトンボに目がゆきました。
トンボはそのまま
壁にとまったまま
永久の眠りにつきました。
そして
トンボが来てから3ヵ月・・
「寒くなってきたし、そろそろエアコン取り付けなきゃね」
と父が部屋を見回しながら言いました。
「取り付けるとしたら、トンボが居る辺りかな。
トンボにはどいてもらわなくちゃね。」と父。
「そうだね。」と私は返事をしました。
次の日、
帰宅して部屋のドアを開けると、
いつもの場所にトンボがいないのです !!
そこに在るべきトンボが居ない !!
壁に駆け寄って、ふと足元を見ると
床にポトリと・・トンボが落ちていました。
・・・・
そんなつもりは無かったんです・・。
トンボにはずっと私の部屋に居て欲しかった・・
エアコンを取り付けるときには
トンボには外の見える窓辺に移動して貰おう
そう思っていたのに・・。
父も私もトンボのことは
これっぽっちもジャマだなんて思ってなかったのに・・。
翌日、トンボは家の横を流れる小川にそっと還しました。
父とエアコンの会話をした時に、
あるいはその後に、
トンボにそんな私の気持ちをちゃんと伝えていれば
トンボはもう少し一緒に暮らしていてくれたはず。
さびしい気持ちで
ひとりひっそりと壁を離れるようなことはしなかったはず。
・・それとも、私達の気持ちも承知の上で
トンボは自分で自分の居場所を選んだのだろうか・・。
いずれにせよ
私は自分の気持ちを伝えなかったコトに後悔しました。
「思った」だけで「伝えよう」とはしていなかった・・
私は自分以外のたくさんの誰かと何かと
常に一緒に生きているのだから、
伝えようとしなければ伝わらないこともたくさんある・・
本当に「伝えたいことはちゃんと伝えよう」と思いました。
2007年07月19日 16時59分00秒
ふと、実家を新築した頃の出来事を思い出しました。
新居に住みだしたのは8月の終り頃で
たくさんのトンボが秋の風のなかを泳いでいるようでした。
何の拍子か私の部屋に舞い込んできた 1匹のトンボ。
天井に程近い壁に止まったまま・・
そしてトンボは私の部屋の住人になりました。
朝目が覚めると まずトンボが目に入り、
帰宅してドアを開けると、一番にトンボに目がゆきました。
トンボはそのまま
壁にとまったまま
永久の眠りにつきました。
そして
トンボが来てから3ヵ月・・
「寒くなってきたし、そろそろエアコン取り付けなきゃね」
と父が部屋を見回しながら言いました。
「取り付けるとしたら、トンボが居る辺りかな。
トンボにはどいてもらわなくちゃね。」と父。
「そうだね。」と私は返事をしました。
次の日、
帰宅して部屋のドアを開けると、
いつもの場所にトンボがいないのです !!
そこに在るべきトンボが居ない !!
壁に駆け寄って、ふと足元を見ると
床にポトリと・・トンボが落ちていました。
・・・・
そんなつもりは無かったんです・・。
トンボにはずっと私の部屋に居て欲しかった・・
エアコンを取り付けるときには
トンボには外の見える窓辺に移動して貰おう
そう思っていたのに・・。
父も私もトンボのことは
これっぽっちもジャマだなんて思ってなかったのに・・。
翌日、トンボは家の横を流れる小川にそっと還しました。
父とエアコンの会話をした時に、
あるいはその後に、
トンボにそんな私の気持ちをちゃんと伝えていれば
トンボはもう少し一緒に暮らしていてくれたはず。
さびしい気持ちで
ひとりひっそりと壁を離れるようなことはしなかったはず。
・・それとも、私達の気持ちも承知の上で
トンボは自分で自分の居場所を選んだのだろうか・・。
いずれにせよ
私は自分の気持ちを伝えなかったコトに後悔しました。
「思った」だけで「伝えよう」とはしていなかった・・
私は自分以外のたくさんの誰かと何かと
常に一緒に生きているのだから、
伝えようとしなければ伝わらないこともたくさんある・・
本当に「伝えたいことはちゃんと伝えよう」と思いました。
2007年07月19日 16時59分00秒
Posted by じゅりん at 00:00│Comments(0)
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